卵管形成術(FT)
「卵管が詰まっている」と言われた方へ
保険適用日帰り約30分
FT(卵管鏡下卵管形成術)とは
卵管形成術(FT: Fallopian Tube catheterization)は、詰まったり狭くなったりした卵管をカテーテル(細い管)で広げる治療法です。
卵管造影検査で卵管の閉塞や狭窄が見つかった場合、従来は体外受精にステップアップすることが一般的でした。しかしFTを行うことで、自然妊娠やタイミング法・人工授精での妊娠の可能性を広げることができます。
FTの特長
- 保険適用のため費用負担を抑えられます
- 日帰り手術で、約30分で完了します
- 手術翌日から日常生活に復帰可能です
- 自然妊娠の可能性を取り戻せます
当院のFTの強み
1
検査から手術まで
同じ医師が一気通貫
卵管造影検査で閉塞を発見した場合、同じ医師がそのままFT手術まで担当。転院の必要がなく、スムーズに治療を進められます。
2
麻酔科認定医による
痛みに配慮した手術
院長は麻酔科認定医の資格を持つ産婦人科専門医。麻酔の専門知識を活かし、手術中の痛みを最小限に抑えます。
3
働きながらでも
治療を続けられる
日帰り手術のため入院不要。平日夜間や土曜の相談も可能です。仕事を長く休む必要はありません。
手術の流れ
1
初診・検査
卵管造影検査で卵管の状態を確認します。痛みに配慮して行います。
2
診断・説明
検査結果をもとに、FTの適応かどうかを判断し、詳しくご説明します。
3
FT手術
約30分の日帰り手術です。麻酔下で行うため、痛みはほとんど感じません。
4
術後フォロー
術後の経過観察と、妊活の進め方についてご相談いただけます。
費用について
FTは健康保険が適用される手術です。さらに、高額療養費制度や民間の医療保険の対象となる場合があります。
| 項目 | 費用目安 |
|---|---|
| FT手術(片側) | 保険適用 3割負担で約16万円 |
| FT手術(両側) | 保険適用 3割負担で約19万円 |
費用を抑えるポイント
- 高額療養費制度:月の医療費が上限額を超えた場合、超過分が還付されます。所得に応じて自己負担額がさらに軽減されます。
- 民間の医療保険:手術給付金の対象となる場合があります。ご加入の保険会社にご確認ください。
リスク・注意点
FTは安全性の高い手術ですが、以下のリスクがあります。事前に十分にご説明し、ご納得いただいた上で手術を行います。
- 再閉塞の可能性:術後に卵管が再び閉塞する場合があります(約10〜20%)。
- 卵管穿孔:まれにカテーテルが卵管壁を傷つける可能性があります。
- 子宮外妊娠:卵管の機能が完全に回復しない場合、リスクがわずかに上昇する可能性があります。
- 効果には個人差:閉塞の程度や原因により、手術の効果は異なります。
FTが適応とならない場合(卵管の損傷が広範囲にわたる場合など)は、体外受精をご提案することもあります。患者さまの状態に合わせ、最適な治療方針をご一緒に考えます。
よくある質問
当院では麻酔科認定医が麻酔管理を行いますので、手術中の痛みはほとんどありません。術後も鎮痛剤を処方し、痛みのケアを行います。
日帰り手術ですので、翌日から通常のお仕事に復帰される方がほとんどです。デスクワークであれば当日中の復帰も可能です。
卵管閉塞が不妊の主な原因である場合、FTで卵管を開通させることで自然妊娠の可能性が生まれます。FTは保険適用で身体的・経済的負担が少なく、まず試みる価値のある選択肢です。年齢やその他の不妊因子も考慮し、最適な治療方針をご一緒に考えます。
卵管の開通率は約80〜90%とされています(日本産科婦人科内視鏡学会のデータ)。ただし、開通後の妊娠率は年齢やその他の因子によっても異なりますので、個別にご説明いたします。
年齢制限は特にありませんが、妊娠を目的とした治療のため、年齢や卵巣機能なども含めて総合的に判断いたします。まずはご相談ください。